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BSDI install for polyester

English 計算機関係の資料と情報 亀田能成 美濃研玄関 IMEL 1996/10/04,08
polyester.imel.kyoto-u.ac.jp (www.kuis.kyoto-u.ac.jp, www.imel.kyoto-u.ac.jp) のインストール奮戦記です。 とはいっても全然奮戦してないんですけど。 (若干文面に誇張等ありますが、作業内容はこの通りです。)

Hardware

購入先はほとんどは PCファクトリー で、LANカードについては イージーネット です。いずれも校費で購入できるところがポイントですね。これで三十数万円 だから世の中恐ろしい。モニターは場所とるので他のと共有することにして却下。

OS

OSはBSDI-OSだけです。今回はweb-serverにするので、windows95は無視しまし た。落せないマシンになるので、他のOSはいれても無駄です。BSDI/OSについ ては、 本家日本の代理店 foretuneBSDI情報 を見てね。

Installatiopn Procedure

  1. 夕方の4時ぐらいに電気系教室の図書室にいって、 BSDI-OS(2.1) を借りてくる。 (京大は大学でサイトライセンスとっているので、無料で利用できるのです。)
  2. ブートフロッピーをいれる。BSDI-OSのバイナリCDROMもいれておく。
  3. 若干画面が崩れる(エスケープシーケンスが理解してもらえないようだった)が、 メッセージにしたがってインストールを始めると大丈夫のようだ。 インストールは面倒なので"Express"を選択する。時々怒っているけど、 大したエラーではないので全く無視。インストール作業が速いぞ。 さすが8倍速CDROMにP5/166MHzだ。
  4. ホスト名などのネットワーク情報を聞いてくるのでいれる。 特に、100Mネットワークかと聞いてくるので嬉しく思いながら100Mを選択する。
  5. おしまい。フロッピーを抜いてrebootした。動いた。
  6. あら、簡単‥‥と思ったら、よくみるとSCSIのHDD2台が見えていない。 CDROMのデバイスらしき/dev/sr0aは見えている。ちょっとあせる。さらに、 状況をみると、100baseTが動いていない。ボードのLEDもつかないし、 ハブのほうもLEDがついてくれない。 調べるとなぜかインターフェース de0 が10baseTでセットアップされている。 なんでやねん。試しに10baseTのハブに繋ぐとたしかに動く。悲しむ。 夕飯を食べに生協にいく。
  7. 夕飯を食べてコーヒーを飲んだ後 www.foretune.co.jp で調べると、 BSDI-OS/2.1ではAdaptec 2940と2940Wはあっても2940Uはない。 ガーン。そうだったのか。でも、 パッチ(K210-002) があったので安心する。 100baseT問題は後回し。 polyesterから10baseTでパッチをftpして、言われるがままにする。
    1. mkdir /usr/tmp ; cd /usr/tmp
    2. ftp で K210-002 を取ってくる
    3. sh K210-002
    4. 「/sys でする?」と聞いてくるのでうなずく
    5. あとはマニュアルの「カーネル再構築」の通りにする。 (ソースライセンスなし)
      	cd /sys/i386/conf
      	cp LOCAL LOCAL_x
      	cp GENERIC LOCAL
      	vi LOCAL
      	config LOCAL
      	cd /sys/compile/LOCAL
      	make clean
      	make depend
      	make
      	cp /bsd /bsd.save_x
      	cp bsd /bsd
            
    6. rebootするとSCSIのHDD2台とも見えた。喜ぶ。
  8. ついでに、なぜか100baseTにも切り替わった。 喜んだのもつかのま、もう一回rebootするとまた10baseTになってしまった。 なんじゃこりゃ。電源切ってrebootしても10baseTのまま。うーみゅ。
  9. とりあえずSCSI-HDDの設定をする。disksetup -iして、sd0を選び、 gパーティションに全て振る。BSD-OS用ブート用パーティション作れといったり ブートブロック作らないかとか聞いてくるけれど、押し売りは断る。
  10. newfsのやり方がわからないので、適当にnewfs /dev/sd0gとしたら やってくれた。警告が出ていたりメッセージの端に300ブロックほど余ってるぞと 書いてあったような気がしたけど、2.1GBで気が大きくなっているので 鷹揚に見逃してやる(面倒臭がりともいう)。同様に/dev/sd1gもnewfsする。
  11. /mnt1と/mnt2をmkdirして、/etc/fstabに以下のエントリを書き足してreboot。
    /dev/sd0g	/mnt1	ufs	rw	0 3
    /dev/sd1g	/mnt2	ufs	rw	0 3
    
  12. 何回もrebootしていて気が付いたが、どうもde0はブート中に10baseTが 繋がっている(ないし何も挿さっていない)と 「うむ、100baseTにせないかんな」と認識(?)してくれるようだ。 ボードの100baseTのLEDがついたのを確認してから100baseTに差し換えると動く。 しかし、100baseTを挿したままブートすると、「10baseTにしようっと」 と思うらしく、100baseTになってくれない。 もしかしていじわるしてるのか?BSDI/OS恐るべし。
  13. ぼーっと BSDIのパッチ を見ていると、なんか有用そうなのが他にもあったので、K210-004, K210-006, K210-010, K210-011, K210-017, K210-019, K210-021, K210-022, K210-023 を当ててカーネル再構築する。 すると、なんかしらんが100baseT挿しっぱなしでも100baseTになってくれた。 めでたしめでたし。
  14. www proxyサーバ用に squid をとってきて作ってから、 パッチ をあてた。設定に悩む。疲れたのでお家に帰ることにする。
  15. 翌日に来てもなんかsquidの動きが悪い (何もしてないから当たり前か)ので、バージョンを 1.0.17 に入れ換える。ついでに設定にも大バグが多々あったので直したら、 動き出したようだ。
  16. 計算機をIMEL2Fに運び込んで、IMEL基幹100BaseTスイッチングハブに 繋いでみると、今度はずっとde0が10baseTになってしまう。 中村先生 の囁やき(笑)を思い出して、ifconfigのオプションを"link2"に 設定してみると100TX全二重で固定する。 ありがとうございます、中村先生、偉大です(感謝三唱)。

Acknowledgment

本計算機の立ち上げに伴い、 他力本願な私に根気良く様々な助言を下さいました 中村(もとのり) 先生、 庄司 先生、 小野さん 上原 てつ )先生、 丸山(まるしん) さん、 さん、 坊野さん ならびにIMEL管理者(imeladmin)の方々に感謝します。 そりゃもう、めいっぱい感謝してます。ほんとです。 また、計算機購入上で様々な便宜をはかって下さいました 渡辺 先生にも感謝致します。
<kameda@kuis.kyoto-u.ac.jp>