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添付メールとは
通常の電子メールでは、文字列(文章、テキストとも言う)のみが
送られています。
これに対して、その他のデータ(ワープロのファイルや画像ファイル、
映像ファイル、音楽ファイルなど)を送るための手段が
添付メールです。添付メールには、テキストの他に1つ以上の
添付ファイルがつきます。
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添付メールを送る前に:相手は読めるか?
相手が、こちらから送った添付ファイルを読めるかどうかは、
相手が貴方と同じ環境であるかどうかにかかっています。
これは添付メールの問題というより、ファイルの中身の問題です。
送るファイルが、送り手と受け手の両方で同じように開いて
見ることができないと送っても意味がありません。
Windows同士、Macintosh同士、Unix同士では
それぞれそれほど問題は発生しませんが、
相手が自分と違う環境にいる場合はこのことがよく問題になります。
送る前には、電子メールで確認するなどして、
相手の環境を確かめ、相手に送っていいかどうか聞いておきましょう。
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添付メールを送る前に:サイズの問題
また、添付メールはメールのサイズが一般的にいって巨大になります。
普通の文字だけの電子メールが数キロバイトなのに対して、添付メールでは
添付するファイルのサイズだけ大きくなりますから、注意してください。
例えば、
相手が56000bpsのモデムで家からインターネット接続しているような
人だとします。
文字だけの場合、10行ぐらいの電子メールのサイズは
せいぜい2K bytesです。この場合、その人がその電子メールを取得するには、
2 * 1024 * 8 / 56000 = 0.293 秒
ぐらいの時間がかかるだけです(注:かなり荒っぽい計算です)。
さて、今度はこの人に300K bytesの大きさの
画像ファイルを付けた添付メールを送ったとしましょう。
すると、今度は
300 * 1024 * 8 / 56000 = 43.886 秒
で40秒ぐらいもかかってしまいますね。
このようなメールを大した用もなく頻繁に送ると、
相手の人にとっては迷惑でしょう。
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添付メールを送る/読む前に:安全性の確保
添付ファイルには、どんなファイルでも原則的に指定できるので、
プログラムを相手に送ることもできます。
問題は、送られてきた添付ファイルがプログラムかどうか、
もしプログラムだとしたらそれが安全かどうか、が
受け取った人には判らないことです。
これを判別する方法は、現時点では
コンピュータウィルスチェックソフトウェアを導入するしかありません。
もう1つの簡単な解決策は、
「送られてきたプログラムを実行しない(開かない)こと」です。
添付メールはプログラムを運んでくるだけなので、それだけでは
悪意のあるプログラムもスタートのしようがありません。
あなたがそのプログラム(添付ファイル)を開くことによって
初めて実行が開始されるのです。現状では、
誰から来たか判らないような添付メールは
文章すら読まずにすぐ捨ててしまうのが通常の解決策です。
ラブ・バグ (I LOVE YOU) コンピュータヴィールスについて:
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添付メールの送出操作
送信用電子メールを書くときに使うメーラーソフトには、
大抵の場合、「添付△□」というメニューがついています。
基本的にはそのメニューを選択して指示に従って、
送りたいファイルを指定するだけですみます。
総合情報メディアセンターのOutlook Exressの場合、
「メッセージの作成」ウィンドウ等で文章を作成中に、
[メニュー]→[挿入]→[添付ファイルの挿入]で
添付したいファイルを選択し、[添付]ボタンを押します。
(メニューバーのクリップボタンでも「添付ファイルの挿入」が
実行できます。)
添付ファイルをつけたあとは、ファイルサイズを
確認するようにしましょう。
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演習4:添付メールの利用
ワープロ演習で作成したファイルを 、
「LE5」というタイトルの電子メールに添付して送って下さい。
宛先は、kameda@kuis.kyoto-u.ac.jp
です。
文章のほうには、ワープロで作成した旅行案内に対する自分の
コメントを書いておいて下さい。
なお、総合情報メディアセンターのWindowsNTでは、
Microsoft Officeで作成したファイルの保存先は初期設定のままなら
- マイコンピュータ
- →C:
- →Winnt
- →Profiles
- →自分の利用コード(a12b3456など)
- →Personal
の下に有ります。
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出席/進捗状況の電子メール
今週の出欠は、演習4の添付メールの到着をもってとります。
授業終了までに、kameda@kuis.kyoto-u.ac.jp へ
「LE5」というタイトルで電子メールを送って下さい
(前項参照)。