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for recent information. (2002/12/06, kameda@ieee.org)
UTP Cable
[English instruction]
 /
資料と情報,
亀田能成,
美濃研玄関
2000/06/27
UTPケーブル(カテゴリー5)は現在、数あるLANケーブルの種類の中で最も「潰
しの効く」ケーブルです。ケーブルは2本1組の撚り対線が4組、つまり合計
8本の銅線が束ねられて出来ています。これにRJ45というコネクタを付けて、
一般的に用いられるUTPカテゴリー5のLANケーブルになります。
美濃研究室では、UTPケーブルは自作するものとなっています。なお、以下の
配線は動作テストはしてますが、「正式」とは異なるかもしれません。
- 10 (100) Base T Straight
 - 10 (100) Base T Cross
 - ATM (155Mbps/25Mbps compatible) Straight
 - ATM (155Mbps/25Mbps compatible) Cross
 - CDDI Straight
 - CDDI Cross
 - ISDN S/T点接続
 
用意するものは、IMEL3FのAVスイッチャの下の棚にまとめてあります。美濃研
以外の人にも、専用締め付け工具はお貸しできますが、その際は亀田/津田ま
で御連絡下さい。
  
  |  
  |  
  |  
 | 
 | UTP5 Category 5 cable
  | RJ45コネクタ
  | 専用締め付け工具
  | カッター
 | 
材料を準備したら、以下の手順で製作します。
- ケーブルの一方の端(A sideとします)のビニールの外被を12mmほど剥きます。
 - 後述の章の各ケーブルのピンアサインにしたがって、中の銅線を(一本一
本は剥かずに)並べます。
 - RJ45ジャックに差し込みます。
 - 締め付け工具にハメ込んで、きっちり締めつけます。
 - ケーブルの反対端(B sideとします)についても同様に作成します。
 - 出来上がったケーブルを使用するときには、ストレートであれクロスであ
れ、どちらのサイドをどちらに差すかを気にする必要はありません。適当に差
しましょう。
 
表のピンアサインの見方:
左手にケーブルを持って、右手にRJ45ジャックを持ちます。RJ45は金属端子面
が見えるように(角:ツノが見えない側に来るように)します。このとき、上か
ら下に向かって、ピン番号を1,2,3,...とします。これはケーブルのどちらサ
イドでも同じです。
ケーブルの銅線の色パターンは数種類ありますので、
もし下記のパターンと違う場合は適宜読み替えて下さい。
  
  |  
 | 
 | ピン番号表と同じ並び
  | 挿入の様子
 | 
本ページでは以下の表は、
緑/緑白、橙/橙白、青/青白、茶/茶白が縒対線になっている
ケーブルの場合です。
10BaseTないし100BaseTは、現在最も一般的なLANの物理形態です。UTPカテゴ
リー5のケーブルは10BaseTにも100BaseTにも使用できます。(10BaseTではカ
テゴリー3のケーブルでもいけます。これは3本しか中に信号線がありませ
ん。)ストレートケーブルは、計算機とハブを接続する際に用いられます。ま
た、ハブ同士を接続する際、一方にアップリンクポートがあるとき(もう一方
は普通のポートに接続する)にも利用されます。
 | Pin ID
  | side A
  | side B
 | 
 | 1
  | 橙/白
  | 橙/白
 | 
 | 2
  | 橙
  | 橙
 | 
 | 3
  | 緑/白
  | 緑/白
 | 
 | 4
  | 青
  | 青
 | 
 | 5
  | 青/白
  | 青/白
 | 
 | 6
  | 緑
  | 緑
 | 
 | 7
  | 茶/白
  | 茶/白
 | 
 | 8
  | 茶
  | 茶
 | 
10BaseTないし100BaseTのクロスケーブルは、計算機2台だけを対向(直結)さ
せる場合や、二つのハブを普通のポート同士で接続する際に用いられます。
(つまり、クロスケーブルはどちらかというと珍しい状況でしか使われません。)
 | Pin ID
  | side A
  | side B
 | 
 | 1
  | 橙/白
  | 緑/白
 | 
 | 2
  | 橙
  | 緑
 | 
 | 3
  | 緑/白
  | 橙/白
 | 
 | 4
  | 青
  | 青
 | 
 | 5
  | 青/白
  | 青/白
 | 
 | 6
  | 緑
  | 橙
 | 
 | 7
  | 茶/白
  | 茶/白
 | 
 | 8
  | 茶
  | 茶
 | 
ATMのストレートケーブルはATM SwitchとATM NIC Card(計算機)を接続するの
に用いられます。
ATMケーブルは、155Mbpsでは1,2,7,8番ピンのみを使い、25Mbosでは3,4,5,6番
のみを用います。ストレートケーブルは10BaseT Straightと同じなので、実際
には
10BaseTのストレートケーブル
をそのまま流用できます。厳密には、KUINS-II/ATMは155Mbpsのみですので、
1,2,7,8の4本だけ接続すれば十分機能します。
ATM Switch  同士を接続するときに用いられます。(Up-link portがあればス
トレートケーブルでいけるのかも知れませんが、そのようなATM Switchを持っ
てないので分かりません。)
ATMケーブルは、155Mbpsでは1,2,7,8番ピンのみを使い、25Mbosでは3,4,5,6番
のみを用います。
なお、CDDIのクロスケーブルとは1,2,7,8番ピンが共通なので、KUINS-II/ATM
に限定すれば(155Mbpsに限定すれば)
CDDIのクロスケーブル
を流用可能です。
 | Pin ID
  | side A
  | side B
 | 
 | 1
  | 橙/白
  | 茶/白
 | 
 | 2
  | 橙
  | 茶
 | 
 | 3
  | 緑/白
  | 青
 | 
 | 4
  | 青
  | 緑/白
 | 
 | 5
  | 青/白
  | 緑
 | 
 | 6
  | 緑
  | 青/白
 | 
 | 7
  | 茶/白
  | 橙/白
 | 
 | 8
  | 茶
  | 橙
 | 
CDDIのストレートケーブルはCDDIのコンセントレータとCDDI NIC(計算機)とを
接続するのに用いられます。実際のケーブルは
10BaseT Straightと同じです。
CDDIのクロスケーブルは、以下のピンアサインになります。
 | Pin ID
  | side A
  | side B
 | 
 | 1
  | 橙
  | 茶
 | 
 | 2
  | 橙/白
  | 茶/白
 | 
 | 3
  | 緑
  | 緑
 | 
 | 4
  | 青
  | 青
 | 
 | 5
  | 青/白
  | 青/白
 | 
 | 6
  | 緑/白
  | 緑/白
 | 
 | 7
  | 茶
  | 橙
 | 
 | 8
  | 茶/白
  | 橙/白
 | 
ISDNのS/T点接続ケーブルとは、DSUとISDN機器(TAやデジタル電話など)を
バス接続するためのケーブルです。これは、実は
10BaseT Straightと同じでOKです。
kameda@media.kyoto-u.ac.jp