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UTP Cable

[English instruction] / 資料と情報亀田能成美濃研玄関 2000/06/27
UTPケーブル(カテゴリー5)は現在、数あるLANケーブルの種類の中で最も「潰 しの効く」ケーブルです。ケーブルは2本1組の撚り対線が4組、つまり合計 8本の銅線が束ねられて出来ています。これにRJ45というコネクタを付けて、 一般的に用いられるUTPカテゴリー5のLANケーブルになります。

美濃研究室では、UTPケーブルは自作するものとなっています。なお、以下の 配線は動作テストはしてますが、「正式」とは異なるかもしれません。

  1. 10 (100) Base T Straight
  2. 10 (100) Base T Cross
  3. ATM (155Mbps/25Mbps compatible) Straight
  4. ATM (155Mbps/25Mbps compatible) Cross
  5. CDDI Straight
  6. CDDI Cross
  7. ISDN S/T点接続

準備

用意するものは、IMEL3FのAVスイッチャの下の棚にまとめてあります。美濃研 以外の人にも、専用締め付け工具はお貸しできますが、その際は亀田/津田ま で御連絡下さい。
UTP5 Category 5 cable RJ45コネクタ 専用締め付け工具 カッター

ケーブル製作

材料を準備したら、以下の手順で製作します。
  1. ケーブルの一方の端(A sideとします)のビニールの外被を12mmほど剥きます。
  2. 後述の章の各ケーブルのピンアサインにしたがって、中の銅線を(一本一 本は剥かずに)並べます。
  3. RJ45ジャックに差し込みます。
  4. 締め付け工具にハメ込んで、きっちり締めつけます。
  5. ケーブルの反対端(B sideとします)についても同様に作成します。
  6. 出来上がったケーブルを使用するときには、ストレートであれクロスであ れ、どちらのサイドをどちらに差すかを気にする必要はありません。適当に差 しましょう。
表のピンアサインの見方:
左手にケーブルを持って、右手にRJ45ジャックを持ちます。RJ45は金属端子面 が見えるように(角:ツノが見えない側に来るように)します。このとき、上か ら下に向かって、ピン番号を1,2,3,...とします。これはケーブルのどちらサ イドでも同じです。
ケーブルの銅線の色パターンは数種類ありますので、 もし下記のパターンと違う場合は適宜読み替えて下さい。

ピン番号表と同じ並び 挿入の様子

本ページでは以下の表は、 緑/緑白、橙/橙白、青/青白、茶/茶白が縒対線になっている ケーブルの場合です。


10 Base T Straight

10BaseTないし100BaseTは、現在最も一般的なLANの物理形態です。UTPカテゴ リー5のケーブルは10BaseTにも100BaseTにも使用できます。(10BaseTではカ テゴリー3のケーブルでもいけます。これは3本しか中に信号線がありませ ん。)ストレートケーブルは、計算機とハブを接続する際に用いられます。ま た、ハブ同士を接続する際、一方にアップリンクポートがあるとき(もう一方 は普通のポートに接続する)にも利用されます。
Pin ID side A side B
1 橙/白 橙/白
2
3 緑/白 緑/白
4
5 青/白 青/白
6
7 茶/白 茶/白
8

10 Base T Cross

10BaseTないし100BaseTのクロスケーブルは、計算機2台だけを対向(直結)さ せる場合や、二つのハブを普通のポート同士で接続する際に用いられます。 (つまり、クロスケーブルはどちらかというと珍しい状況でしか使われません。)
Pin ID side A side B
1 橙/白 緑/白
2
3 緑/白 橙/白
4
5 青/白 青/白
6
7 茶/白 茶/白
8

ATM Straight

ATMのストレートケーブルはATM SwitchとATM NIC Card(計算機)を接続するの に用いられます。

ATMケーブルは、155Mbpsでは1,2,7,8番ピンのみを使い、25Mbosでは3,4,5,6番 のみを用います。ストレートケーブルは10BaseT Straightと同じなので、実際 には 10BaseTのストレートケーブル をそのまま流用できます。厳密には、KUINS-II/ATMは155Mbpsのみですので、 1,2,7,8の4本だけ接続すれば十分機能します。


ATM Cross

ATM Switch 同士を接続するときに用いられます。(Up-link portがあればス トレートケーブルでいけるのかも知れませんが、そのようなATM Switchを持っ てないので分かりません。)

ATMケーブルは、155Mbpsでは1,2,7,8番ピンのみを使い、25Mbosでは3,4,5,6番 のみを用います。

なお、CDDIのクロスケーブルとは1,2,7,8番ピンが共通なので、KUINS-II/ATM に限定すれば(155Mbpsに限定すれば) CDDIのクロスケーブル を流用可能です。
Pin ID side A side B
1 橙/白 茶/白
2
3 緑/白
4 緑/白
5 青/白
6 青/白
7 茶/白 橙/白
8


CDDI Straight

CDDIのストレートケーブルはCDDIのコンセントレータとCDDI NIC(計算機)とを 接続するのに用いられます。実際のケーブルは 10BaseT Straightと同じです。

CDDI Cross

CDDIのクロスケーブルは、以下のピンアサインになります。
Pin ID side A side B
1
2 橙/白 茶/白
3
4
5 青/白 青/白
6 緑/白 緑/白
7
8 茶/白 橙/白

ISDN S/T点接続ケーブル

ISDNのS/T点接続ケーブルとは、DSUとISDN機器(TAやデジタル電話など)を バス接続するためのケーブルです。これは、実は 10BaseT Straightと同じでOKです。
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