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亀田能成,
美濃研,
総合情報メディアセンター
一般に、三次元モデルのポリゴン数は膨大であり、全てのポリゴンを処理する には莫大な計算量が必要となる。そこで、レンダリングに必要がないポリゴン を処理対象から効率よく外すことが重要になる。
三次元モデルのデータの中には、平行投影/透視投影時に撮影されないポリゴ ンが含まれる。画像平面上の撮像領域から完全に逸脱した場所に投影されるポ リゴンはレンダリングする必要がないので、処理の対象から削除する。
また通常、物体の表側のみしか可視化する必要がない。もちろん、半透明な物 体がある場合は別であるが、本演習では扱わない。そこで、面が視点に表を向 けているかどうかの判定をして、表を向いていない面を処理の対象から削除す る。この判定は、そのポリゴンの法線とそのポリゴンへの視線ベ クトルとの成す角度が未満であるかどうかを調べる。内 積を使うと、この判定は次のようにして行える。
この方法は ``cull face'' または ``backfacing''といい、3Dポリゴンブラウ ザではこれを切り替えられるようになっている場合もある。