Kameda, Research, Documents and Info


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おわりに

本手法は、

  1. 手指の三次元形状推定時に面積を鍵とすることで、画像からのボトムア ップ的情報の量を抑える。
  2. 部品位置決定木という、比較的汎用性の高いモデル構造記述法を用い る。

という二つの方法を採用することで、手指のような変形可能な物体を対象とす る三次元形状推定法を提案した。

しかし、1.の条件ゆえに、ほぼ同じ評価値の結果が出ても、人間の主観から見 ると納得し難い状況が生じ得る。これは、人間が三次元形状推定を行う際に鍵 としているのが、面積だけではないことに由来している。如何に探索空間の広 がりを抑制しながら、様々な画像情報を三次元形状推定の戦略に加えていくか が、今後の研究課題となる。次に加える情報には、輪郭線情報を考えている。



Yoshinari Kameda
1997年04月03日 (木) 20時03分13秒 JST