検索,
亀田能成,
美濃研,
総合情報メディアセンター
拡散反射とは、光が物体表面の微細構造の中に入り込み、ランダムな反射を繰
り返したあと再び表面から外に向かっていく光の様子をモデル化したものであ
る。今、入射光が方向で強さ
とし、物体の法線ベクトルを
とする
。ただしベクトルは全て単位ベクトルとする。Lambertの余弦
法則により、視点方向
への反射光の強さ
は
で計算できる。は拡散反射係数(VRML:diffuseColor)で
を満たす物体に固有の値である。また、
は
と
の成す角度の余弦であり、
が正値でないときは反射はないとする。この
は視線方向に依存
しない。すなわち、視点を変えてどの方向からみても同じ明るさとなる。これ
は特に布や木目などに顕著な傾向とされている。