計算機序論II【演習】(2004年度)

授業科目, www.kameda-lab.org 2004/12/12

本授業について

本講義は2004年度2学期に、 筑波大学第三学群工学システム学類 (知的工学システム・機能工学システム主専攻)の2年生を 想定して開講されました。 受講にあたっては、 2年生1学期配当の「情報処理講義」・ 2年生1学期配当の「情報処理実習」・ 2年生1学期配当の「計算機序論」 の知識が必要になります。 (その単位が本講義単位取得の前提になっているわけでは ありません。) また、本講義の内容は 2年生3学期配当の「プログラミング序論」 や 3年生1学期配当の「データ構造とアルゴリズム」 の履修に役立ちます。

担当:大田友一・亀田能成
TA:西崎隆志・山本治由
教室:3L201(座学)、3L504(実習)

授業内容・シラバスについてはこちらを参照下さい。

なお、本ページは、「計算機序論II」のうち 亀田能成が担当する【演習】部分について 関連しています。【講義】部分には対応していません。


日程

  1  2004/09/06 座学&演習(亀田)
  2  2004/09/13 講義(大田)
  3  2004/09/22 講義(大田)
  4  2004/09/27 座学&演習(亀田)
  5  2004/10/04 座学&演習(亀田)
  6  2004/10/18 講義(大田)
  7  2004/10/25 座学&演習(亀田)
  8  2004/11/01 講義(大田)
  9  2004/11/08 座学&演習(亀田)
 10  2004/11/15 実習【発表会】(亀田)
(11) 2004/11/22 試験【講義分】

亀田担当日は、座学1限+実習1限が基本です。
基本的に3L202に集合してください(3L201から変更しました)。
座学が終了次第3L504に移動して演習を行います。

演習テキスト


準備:プログラミング基礎
      フローチャート
      レポートの書き方

Week 1. コンピュータグラフィックスとは
        [2004/09/06] 
        コンピュータグラフィックス入門・演習システムの説明
        資料: コンピュータグラフィッ クスとは
        資料: OpenGL + Mesa の 使い方
        課題: 入力処理とお絵書きプログラム {〆切 2004/09/27,17:00 JST}

Week 2. 構造体とポインタ(1) + 可変長データ
        [2004/09/27] 
        ファイルからのデータ読み込み, 構造体とポインタ,線形リスト
        資料: 構造体とポインタ(1),線形リストを例にして
        課題: 構造体とポインタ(1),線形リスト {〆切 2004/10/04,13:45 JST}

Week 3. 2次元グラフィックス変換
        [2004/10/04] 
        基本変換, 合成変換, 2次元ビューイング変換
        資料: 2次元グラフィックス
        課題: 2次元グラフィックス.アニメーション {〆切 2004/10/25,13:45 JST}

Week 4. 3次元グラフィックス
        [2004/10/25] 
        同次座標系, 基本変換, 射影
        資料: 3次元グラフィックス
        課題: 3次元グラフィックス変換と透視投影 {〆切 2004/11/08,13:45 JST}

Week 5. ファイルからのコマンド入力 + モーフィング 
        [2004/11/08] 
        構造体とポインタ(2),スクリプト+グラフィックス,モーフィング
        資料: 構造体とポインタ(2),モー フィング
        課題: ファイルからのコマンド入力,構 造体とポインタ(2),モーフィング {〆切 2004/11/15,13:45} 

Week 6. 作品発表会
        [2004/11/15] 
        プレゼンテーションについて

課題提出方法について


成績関連

レポート優秀者は3M304の亀田まで来てもらえばUCLAのバインダーをお渡します。 最終成績は大田先生の筆記試験と合わせてだします。

授業内容

2004/09/01現在の情報です。 【 2004年度シラバス[2004/03/09]のコピー(PDF)
科目番号/知的工学  3191/S511024
科目番号/機能工学  3225/S611024
英名               Introduction to Computing II
担当教官           大田友一/亀田能成
研究室             M302/M304
電話               5515/5256
Office Hour        随時(e-mailで予約をして下さい。)
e-mail             ohta@image.esys.tsukuba.ac.jp/kameda@image.esys.tsukuba.ac.jp
関連科目           線形代数I(S400114)
                   計算機序論I(S511014/S611014)
                   プログラミング序論(S511034/S611034)
                   データ構造とアルゴリズム(S513021/S613021)
                   情報処理講義
                   情報処理実習
授業HPへのlink     http://www.image.esys.tsukuba.ac.jp/COURSE/kj04/
                   http://www.kameda-lab.org/lecture/2004-tsukuba-kj2/index-j.html

●関連情報:

情報処理講義,情報処理実習,計算機序論Iを履修していること.
グラフィックスを題材にするので,線形代数の知識も用います.
課題の中には,データ構造とアルゴリズムに関連する部分もあります.
なお,演習時にはTAがつきます.

●授業概要および学類教育目標との対応:

計算機序論Iに引き続き, C言語を学習しながら,C言語を用いてコンピュー
タグラフィクスの基礎的な課題の演習を行います.これにより,コンピュー
タを駆使して情報を処理・提示する能力を養います.

教育目標との対応:(1)
工学システムを設計し構築する際の汎用手段としてのプログラミング技術を
身につける。

●使用教科書、参考書:

グラフィクス関係の参考書: 三浦憲二郎著「OpenGL 3Dグラフィック入門」朝倉書店,河合慧著「基礎グラフィクス」昭晃堂
その他,OpenGLに関しては,WWWページで多くの解説が公開されています.

●単位取得用件、成績評価基準:

演習のレポートをすべて提出し,期末の筆記試験に合格すること.

●受講学生に望むこと:

積極的に授業と演習に参加すること.

●受講学生の到達度目標レベル:

配列,構造体,ポインタなどを使いこなしたプログラムをC言語で書くことができるようになること.

●各週授業計画:

講義1. ポインタ: ポインタの仕組み,配列とポインタ,ポインタと文字列,関数の引数とポインタ,関数へのポインタ
講義2. 構造体: C言語のデータ型,構造体の宣言(型の宣言,変数の宣言),構造体変数,構造体ポインタ,自己参照構造体,共用体
講義3. 演算子: 論理演算子,ビット演算子,シフト演算子,型変換(キャスト),条件演算子
講義4. 制御構造: 順序,選択(if, if/else, switch),繰り返し(while, do/while, for),再帰関数
演習1.コンピュータグラフィックスとは: グラフィックスライブラリ(OpenGL)の使い方,簡単な図形の描画
演習2.構造体とポインタ(1): 構造体とポインタ,線形リスト
演習3.二次元グラフィックス: 二次元幾何変換,アニメーション
演習4.三次元グラフィックス: 透視変換,三次元幾何変換
演習5.構造体とポインタ(2): スクリプトでグラフィックス,モーフィング
演習6.作品発表会: 全員の作品披露,表彰,その他

<kameda @ image.esys.tsukuba.ac.jp>