Old: Ver.1 - 3: List of Casper Cartridges: カートリッジ一覧
English,
Casper Cartridges,
kameda-lab.org
2010/11/24e, (2012/10/10)
最新版について
Ver.3シリーズより新しいCasper Cartridgeがあります。
下記からアクセスしてください。
概要
ここで作成しているUSB-bootableなUbuntu linuxでは、USBメモリスティック上のcasper-rwという巨大ファイルが、実際にはOSのルートファイルシステムになります。
(casperに関してこれは正確な表現ではないのですが、面倒なので詳細はunified file systemとかaufsとか各自で勉強してください)
ここでは、このcasper-rwを「Casperカートリッジファイル」と呼んでいます。
このcasper-rwを入れ替えるだけで、様々な作業状態を実際にすぐ体験することができるわけですね。
[利点]
- vmwareなどのバーチャルPCと違って、ハードウェア上で直接動作します。
- OS・デバイスドライバ・ライブラリに強く依存するようなプログラムでもソフトウェア的には端から端まで全く同じ実行環境を保証できます。
- ありがちなバーチャルPCと違って、実行に当たって他に何も必要としません。
- hardwareを乗り換えていくのも簡単で、単にUSBメモリを持ち歩くだけで環境を全て移動できます。
- マシンをシャットダウンしてcasper-rwのコピーを取っておけば、OS・デバイスドライバ・ライブラリに至るまで完全なバックアップになります。
[欠点]
- バーチャルPC一般に言えることですが、スパイウェアなどが仕込まれている危険性があります。もちろん私から故意にそういうのを仕込むことはありませんが、ご注意ください。
(ここでは偽造防止にmd5チェックサムを用意してます。)
- バーチャルPCと違って、起動にUSBメモリスティックという実体を使うので、同時に複数稼働させるにはその分だけUSBメモリスティックを用意する必要があります。
- USBメディアからブートできるように、ターゲットPCのBIOSの設定を変更する必要があるかもしれません。
(BIOSが出す起動画面で boot menu が選べるようなPCならおそらく設定をいじる必要はありません。単にそこからUSBメモリスティックを選んで起動してください)
- 用意できるOSはUbuntu 10.04 LTSのみです。
(原理的にはUSB書き込みソフトウェアが対応していて、かつcasper(persistent file)に対応しているOSなら同じことができます。私は面倒なのでUbuntu以外はごめんなさい。)
前提
casper-rwファイルを入れ替えて遊ぶ前に、
まずUSBメモリスティックから起動できるように
Ubuntu (10.04 LTS Japanese Remix版) を設定する必要があります。
USBメモリスティックの準備については、
こちらの記述に従って
済ませてきてください。
(この準備作業はUSBメモリスティック1本につき最初に1回だけすればOKです。)
入換方法
次のセクションから、好きなcasper-rwのzipイメージをダウンロードして解凍してください。
解凍したものを、casper-rwという名前に変えて、USBメモリスティック上にある同一名のものと置き換えてください。
書込み作業には時間がかかります。焦らず待ちましょう。
(この作業はWindows上で行えます。もちろんlinux上で行っても構いません。)
Casper カートリッジ (3GB)
zip圧縮してあっても、日本語環境用のcasper-rwファイルは1.4 - 1.6GBぐらいあります。
(本当は減らせないこともないのですが作業の効率とか考えるとこれぐらい?)
ダウンロードは気長に行ってください。
解凍後はどれもすべて同じ3GBになります。
4GBのUSBメモリスティック用に用意しましたが、もちろん4GB以上のUSBメモリスティックにも使えます。
-
Ver.3.4-esys: 筑波大学工学システム学類生向け
- Ver.3.3を基本にしていますが、L棟5階の計算機室環境に近づけるため、Eclipseを3.2にしてあります。
また、授業資料のコピーも多少用意してあります。
- Ubuntu 10.04 LTS Desktop Japanese Remix (x86/32bit)
- OpenCV-2.1.0 with SURF bug-fix
- libgl1-mesa-dev, freeglut3-dev, ... (OpenGL development)
- Eclipse 3.2 + C/C++, 日本語化
- ARToolKit 2.72.1
- Parallel Tracking and Mapping r114 with OpenCV patch
-
Ver.3.3: 拡張現実・複合現実感技術者向け
- Ver.1に開発統合環境eclipseとARToolKitとPTAMとをインストールしたものです。
CV/AR/MR分野の人には便利だと思います。(ドキュメントがまだまだ不親切ですが‥)
- Ubuntu 10.04 LTS Desktop Japanese Remix (x86/32bit)
- OpenCV-2.1.0 with SURF bug-fix
- libgl1-mesa-dev, freeglut3-dev, ... (OpenGL development)
- Eclipse 3.6.1 + C/C++, 日本語パッチ付き
- ARToolKit 2.72.1
- Parallel Tracking and Mapping r114 with OpenCV patch
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Ver.1: Ubuntu10.04LTS and OpenCV (+ Japanese Env)
- Ubuntu 10.04LTS日本語版にOpenCV2.1.0やサンプルプログラムをインストールしたものです。
(Ref)
- Ubuntu10.04 LTS Desktop Japanese Remix (x86/32bit)
- OpenCV-2.1.0 with SURF bug-fixe
- Japanese Environment Setup (Japanese Ed.)
Casper カートリッジ (256MB)
こちらは、1GBのUSBメモリスティックしか用意できない人のためのものです。
CDイメージに700MBぐらい使うので、casper-rwには256MBがせいぜいですね。
残念ながらこのサイズでUbuntu 10.04 LTSからOpenCVを構築することはできません。
解凍後はどれもすべて256MBになります。
もちろん、1GBのUSBメモリスティックに限らず、2GB,4GB,...どのサイズにも使えます。
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Ver.1.2J: OpenGL+C言語の開発環境
- OpenGL(glut)とgccだけなら辛うじて入るので、筑波大学工学システム学類の計算機序論2のプログラムをコンパイルして実行するぐらいなら可能です。
- Ubuntu 10.04 LTS Desktop Japanese Remix (x86/32bit)
- freeglut3-dev
(KAMEDA, Yoshinari) kameda[at]iit.tsukuba.ac.jp, kameda[at]ieee.org