最新版についてVer.3シリーズより新しいCasper Cartridgeがあります。
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USBメモリスティックを使って、Ubuntu10.04LTS/Desktop/日本語Remix環境をディスクレスで構築します。
その上で、「Casperカートリッジ」を用いて自分に合った環境を導入します。
【警告】
作業はすべて自己責任でお願いします。苦情はお受けできません。
導入するCasper-RW(persistence fileとも呼ばれますが、ここでは「Casperカートリッジ」と呼んでいます)にウィルスなどが入っていると悲惨です。使用前にはmd5チェックサムなどをよくご確認ください。
ソフトウェア・パッケージは全て本サイトからダウンロードできます(手順は後述)。
全部で3GB弱をダウンロードする必要があります。
まずは以下の2つをダウンロードしてください。ここでは以後の説明のための仮定として、ダウンロードしたものを
C:\tmp\Universal-USB-Installer-1.7.9.3.exe
C:\tmp\iso\ubuntu-ja-10.04-desktop-i386-20100512.iso
に置いたとします。
B-1.【isoイメージのファイル名変更】
先にdownloadしておいたubuntu-ja-10.04-desktop-i386-20100512.isoを ubuntu-ja-10.04-20100512-desktop-i386.iso という名前にします。
(あとで使うUSB installerが、*-desktop-i386.isoという名前のisoファイルしか参照しないのです‥)
B-2.【USBの準備】
用意した4GB以上のUSBメモリスティックをPCに差します。
ここではそのドライブレターが"D:"になったとします。
B-3.【書き込み】
Universal USB Installerを起動します。
B-3-1. ライセンスに同意して"I Agree"をクリック。
B-3-2. "Step 1:"で一番上の"Ubuntu 9.10/10.04.1 Desktop i386"を選択。
("Download the ISO"は外したままにしておいてください。)
B-3-3. "Step 2:"では"Browse"ボタンをクリックして、先ほどのubuntu-ja-10.04-20100512-desktop-i386.isoを選んで"開く"をクリック。
B-3-4. "Step 3:"でUSBメモリスティックの"D:"を選択。
B-3-5. "Step 3:"でついでに"Check this box if ..."もオンにしておきましょう。
B-3-6. "Step 4:"は"No Persistence"のままにしておいてください。
(本当はCasper-RWを使うので指定してもいいのですが、そうしてもどうせあとで書き換えるのでここではスルーします)
B-3-7. "Create"で書き込みが始まります。気長に待ちましょう。
(数分ぐらい?高速USBメモリをいつか使ってみたいです)
B-3-8. "Close"で書き込み無事終了。
(この時点で、CD-ROMでのブートと同じことが出来るようになっています)
C-1.【Casperカートリッジのダウンロード】
CasperカートリッジライブラリからCasperカートリッジを一つ選んでダウンロードします。
C-1-1. ここではcasper-rw.2010-3.3J.zipをダウンロードしてみましょう。
C-1-2. ダウンロードが済んだら、解凍して3GBのcasper-rw.2010-3.3J.rwを得ます。
C-1-3. その解凍した3GBのファイル名を"casper-rw"に変更します。
C-2.【Casperカートリッジのコピー】
上記で用意した"casper-rw"を、D:\にコピーします。
(なにしろ3GBのファイルなので時間がかかります。10分ぐらい?コーヒーが飲めますね)
D-1.【起動】
D-1-1. PCの電源を切って、作成したUSBメモリスティックを差します。
D-1-2. 念のため他のUSB機器を全て外しておきます(マウスやキーボードはそのままでOK)
D-1-3. 電源投入して、BIOS画面に注意して、USBブートをスタートさせます。
(Boot menuが選べる場合は、そこからUSBメモリスティックっぽいのを選んで実行してください)
(Boot menuがないようなBIOSの場合は、BIOS setup画面に進んで、boot順序などをなんとかしてUSBメモリスティックからbootするように設定してください)
(※結構古めのPCでは、USBメモリスティックをHDD扱いすることでなんとかなるかもしれません)
(※大昔のPCでは、USBからboot自体が出来ない可能性があります。ご愁傷様です。)
D-1-4. 首尾よく進めば、Ubuntuのデスクトップ画面が出現するはずです。おめでとうございます!
D-2.【使い終えたあと】
この環境は、概念的にはHDDにインストールしたUbuntuを使っているのとほぼ同じです。
利用後は必ずシャットダウンをして、電源が切れるまでUSBメモリスティックを抜かないこと!
D-3.【バックアップしてみる】
シャットダウン後、WindowsなどでこのUSBメモリスティック上の"casper-rw"というファイルをどこかにコピーしておけば、完全なバックアップになります。簡単ですね。
(バックアップごとに、バックアップ先のHDD(もしかしてBD?)を3GBずつ食い潰しますが‥最近はHDD安いしいいよね?)
(3GBファイルのコピーなので時間がかかるのはご愛嬌)
(別にWindowsで作業する必要もないので、実はUSBメモリスティックを2本用意して両方Ubuntu bootableにしてしまえば永遠にWindowsは不要です)
D-4.【違うのを楽しんでみる or バックアップを復元してみる】
実は作業的にはどちらでも同じ作業です。
試してみたいCasperカートリッジ(casper-rw)を準備して、
Step C.
の要領で再びUSBメモリスティックに書き込むだけです。